令和6年3月新規高等学校卒業予定者職業紹介状況(令和5年12月末)(青森労働局)
青森労働局が行った調査によると、令和6年3月に新たに高校を卒業する生徒たちの就職活動の状況が明らかになりました。この調査は、令和5年12月末時点のデータを基にしており、その結果から、就職を希望する生徒数、内定を獲得した生徒数、そして内定率の推移について詳細な情報が得られました。
特に注目されるのは、就職を希望する生徒の数が前年比で78人減少し、1,884人になったことです。これは過去最少の数値です。一方で、内定を獲得した生徒の数は1,692人となり、就職内定率は89.8%に達しました。この数字は、統計が取られ始めて以来、4番目に高いレベルです。
県内外を問わず、様々な産業で求人数が増減しており、特に宿泊業や飲食サービス業などの業界で求人数が増加しています。一方で、医療や福祉、製造業の分野では求人数が減少している傾向にあります。
青森労働局では、就職未内定者への支援として、新卒応援ハローワーク窓口を通じた様々な就職支援サービスを提供しています。これには、個別の職業相談や面接指導、履歴書の書き方指導、職業適性診断、そして希望に沿った求人情報の提供などが含まれます。
このように、青森県内の新卒者の就職活動の状況は、一部の産業での求人増加に支えられながらも、全体的には高い内定率を維持しています。しかし、就職を希望する生徒の数が減少していることや、特定の産業での求人減少が見られることは、今後の労働市場における課題とも言えるでしょう。