昨年11月5日「Nintendo Switch」のシリーズ販売台数が9月末時点で累計6830万台を突破した! なんてすごいニュースが入ってきました。また、PlayStation5については、昨年12月時点の発売から約8週間で35万台を売り上げており、コロナ禍での需要もアップし、超超超超大ヒットを飛ばしています。
そんなゲーム機欲しさに、今まで買ったことがないような知らないサイトからゲットしようと思っている人……いませんか?? 実は、偽の販売サイトがチラホラと出回っているのです。知らないサイトでゲーム機を買おうとしているそこのあなた! ちょっと待ったーー!!!
どこも売り切れ続出なのに、簡単に買えるサイトがある?
昨年12月に消費者庁から発表された『人気の家庭用テレビゲーム機などを販売しているかのように装う偽の通信販売サイトに関する注意喚起』によると、昨年の夏以降、通販サイトでゲーム機を買ったのに商品が届かないという問い合わせが多発していたそうです。
これを消費者庁で調べてみたところ、お金だけ取る偽サイトだったことが判明!! サイト名とドメインを公表しました。

(引用元:https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_cms103_201210_0001.pdf)
今現在アクセスはできないようになっていますが、一応怖いのでリンクさせず画像にしています。名前だけ見てもわからないのですが、実際のサイトはこんな感じだったようです。


え、普通に使えそうなサイト……。
「偽サイト」なのでもっと怪しい雰囲気かと思っていたのですが、いかにもありそうなサイトデザインですよね。「残り5個」とか書いているのもリアルだし、一見「ここなら買ってもいいかな~」なんて気持ちになってしまいそうなのが嫌だ!!
しかもすごいのが、なんとリスティング広告まで出しているという巧みさ……。恐るべし。広告だしている会社なら安心! と思っている人も多いかもしれないので、危険ですぞ……。
【注意】SNS広告から偽サイトに誘導!?その実態とは
買ってしまっても商品は届かない? 偽サイトで買ったらどうなる?
ちなみに、こちら買っても商品は届きません。どんな手口なのか引用してご紹介しましょう。
(3) 注文した商品の代金の支払いまで
消費者が本件偽サイトで商品を注文すると、間もなく、代金の振込先を知らせるメールが届きます。 振込先の銀行口座は個人の名義なので、この時点で疑問を持ち、消費生活センターなどに相談する消費者もいますが、多くの消費者は、子供や孫のために早く スイッチを手に入れたいなどと思い、指定された口座に代金を振り込みます。
(4) 代金支払確認メール到着以降
消費者が指定された口座に代金を振り込むと、①入金を確認したので翌日に商品を発送することを知らせるメールが届き、その後、②商品を発送したことを知らせるメールが届きます。②のメールには宅配便の伝票番号が記載されていますが、この番号は架空のものであり、消費者が宅配会社のウェブサイトでこの番号を検索しても、エラーが出て確認することができません。
引用元:https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_cms103_201210_0001.pdf
恐ろしい。。。。
その後、偽サイトは閉鎖されお金は戻ってこずとのこと。もしこの記事を読んでいる方の中に「知らないサイトで商品を購入しようとしている」という人は、そのサイト名で一度ググってみてください。またSNSアカウントがある人は、Twitterなどで詐欺被害が出ていないか調べてみましょう。
しっかりしたつくりのサイトだから大丈夫、転売する人みたいに高くないから安心、Googleでも広告出ているから企業サイトなはず、と過信せず、初めて使うサイトならしっかりと実績を確認した上で購入するようにしましょう。騙されないで~~!!
Amazonの偽サイトもあるので、ブックマークからアクセスするなど注意して!

こうなってくると「どこで買えばいいのよ!」と思ってしまいますが、ヨドバシカメラなど家電量販店の公式サイトなどがおすすめ。ニーズが高い商品は、事前抽選などを行うため転売目的の人などある程度精査することもできますし、なにより住所や名前といった個人情報を預けるわけですから、セキュリティが高いところで購入したいですよね。
「絶対欲しい」思いはみんな一緒! 焦らず、急がず、本当に欲しいものならいつ届いても嬉しいものだと思いますので、ちょっと「待つ」ことも現代には大切なことかもしれませんね。特に「Nintendo Switch」や「PS5」なんかはこれだけヒットしているわけですし、引き続きメーカー側も生産していく予定だと思いますので、気長に待つのがよいのかも。
ちなみに……「これAmazonだから安心だよー」なんてアクセスしているサイトが、偽サイトなんて可能性も。以前『【注意】SNS広告から偽サイトに誘導!?その実態とは』でもご紹介しましたが、見た目は本物ソックリ! なんて偽サイトもあるので、十分注意しましょう。
何か商品を購入する際には、
・いつも使っているところから購入する(URLをしっかり確認!)
・そのサイトが口コミなど悪評が投稿されていないかサイト名をググる
・TwitterなどSNSで「商品が届かない」などクレーム投稿がないか検索する
など習慣化することが大切。「えいや!」で買わないよう、ひとりひとり気をつけていきましょう。
Source: andronavi(アンドロナビ)