2018年9月に発売された、プログラミング学習用のロボットembot(エムボット)。
ダンボールで簡単に作れるロボットと、アプリによる直感的なプログラミングが特徴で発売時から話題でした。
今まで一部でしか入手出来ませんでしたが、2020年6月4日から店頭販売が開始!
今回は、そんなembotについて徹底的にご紹介。家庭でもプログラミング学習を始めたい親御さん必見です!
embotは子供向けプログラミング学習用ロボット
embotは、ダンボールで作ったロボットをプログラミングで動かす学習用ロボット。
タブレットやスマホでのビジュアル型プログラミングを通じて、子どもでも簡単に、楽しんでプログラミングを学習できます。
ロボットは身近な素材で自由にカスタマイズでき、電子工作やものづくりの基礎もプログラミングと一緒に学べます。
ダンボールロボットと専用基板で電子工作が可能
embotは、ダンボールと電子部品を組み合わせ、タブレットやスマートフォンでプログラム操作を行う知育玩具。
発売後も各省庁によるプログラミング教育の推進に教材として使用されるなど、大きな反響を呼んでいます。
プログラミング教育必修化が予定される中、子ども達にプログラミングを身近に感じてもらえる教材がembotです。
NTTドコモがプログラミング学習教材として企画開発
元々embotは、NTTドコモの社員である額田一利さんが、仲間と一緒に社外で趣味として始めたプロジェクト。
仲間にはエンジニアも多く、プログラミング教育に関心が強かったため、徐々にembotの軸となっていきました。
子供・先生向けワークショップをおこない製品化へ
プログラミング学習を軸としたワークショップ等の活動で評判が広がり、embotは額田さんの勤務するNTTドコモの社内プロジェクトに。
2017年の先行体験版販売後も、先生向けのワークショップは10回以上、子ども向けワークショップは50回以上も実施し、現場の声を元にブラッシュアップしました。
タカラトミーからロボットキットを発売開始
その後、タカラトミーとNTTドコモが業務提携契約を締結。そうしてついに発売されたのがembotなのです。
他にも、embotの派生「e-Craftシリーズ embot」も、タカラトミー公式ショッピングサイトにて販売開始されています。
プログラミング教育の必修化で注目が高まる
embotは今後のプログラミング教育必修化に向け、両社の技術・ノウハウを融合し、
- 全国の地方自治体や教育委員会との連携や学校授業のサポート
- 教育ICT環境の整備推進やプログラミング教室の開催
などを次の展開として検討中。スピーカー、カメラを利用したIoT、高機能モデルなども追加予定です。
ドコモショップでのプログラミング教室開催などを予定
2020年2月からは関東地区のドコモショップ18店舗にて、embotを活用したプログラミング教室の開催も予定されています。
コロナウイルスの影響で予定通り開催されるかは不明なので、興味のある方は随時情報を確認しておきましょう!
embotの魅力
embotは、子供はもちろんですが、大人にとっても多くの学びがあります。
ここからは、大人でも楽しめるembotの魅力がどこにあるのか解説します。
プログラミングの楽しさに気づける
プログラミングはどうしても、難しいイメージが先行しがち。そんなイメージを払拭するために作られたのがembot。
ダンボールでのロボット作りやわかりやすいアプリで、プログラミングの楽しさに気付けるよう作られています。
つくる楽しさを感じながら学べる
ロボットの組み立ては、ハサミやのりを使って切り取る・折る・差し込むなどをメインに作業します。
工作を同時に行うので、ものづくりの楽しさとプログラミングを同時に学習可能。
子供でも取り組みやすいように、キット付属のダンボールは手順どおりに作るだけでクマが完成するよう設計されています。
ロボットを組み立てる電子工作
embotはダンボールで出来ているので、子供でも簡単にカスタマイズできるのがポイントです。
付属のダンボールをアレンジしたり、紙コップや空き箱など身近な素材でオリジナルロボットを作ることもできます。
プログラミングでロボットを思ったように動かす
プログラミングでロボットを思ったように動かせることも魅力です。
embotは、ダンボールと電子部品を組み合わせ、タブレットやスマートフォンでプログラミングします。
すべて自分で行うので、自由な発想で直感的かつ論理的な思考力、さらに想像力を高めることもできます。
アプリを使い直感的に学べる
自分で作ったロボットは、タブレット・スマホ用の専用アプリを用いてプログラミングで動かすことができます。
プログラミングを行い自分でembotを動かすことで、身近な機械やサービスがどう動いているのか興味を持つきっかけに。
レベルに合わせて学習を進められる
embotでは、子どもの経験値や習熟度によって課題のレベルが選択可能。
初めての子どもは少しずつ、経験がある子どもは少し難しい課題…と、個人のスキルに合ったプログラミングに挑戦できます。
embotでプログラミングを学ぶ費用は?
メリットの多いembotですが、気になるのはembotでプログラミングを学ぶにあたって必要な費用ではないでしょうか。
プログラミング教室などは結構な値段なこともありますが、embotを利用した場合の値段も確認しておきましょう。
embot本体の購入費用のみ
実は、embotでプログラミングを学ぶ場合の費用は、ロボットを買う代金のみ。
なので、メーカー希望小売価格の6,000円だけでプログラミングを学べます。
プログラミング教室に通う場合だと、大体月に15,000~30,000円ほど必要な場合が多いので、embotはかなりオトクです!
オンラインで購入可能
embotはタカラトミーの公式ネットショップ「タカラトミーモール」で購入可能。
2020年6月からは、百貨店や量販店などの店頭でも購入可能になり、より入手しやすくなりました。
まだ製品数は少ない
今後の展開として、両社の技術やノウハウを融合した新機能を追加した新バージョン・新製品の開発も検討されています。
- カメラやスピーカーを活用したIoT・高機能化
- ダンボール外装のラインナップ追加
なども追加予定。今後も期待です!
スマホアプリは無料でダウンロード可能
embotのプログラミングに必要なアプリは、無料ダウンロードが可能。また、embotを購入しなくてもアプリは利用できます。
アプリの対応OS等の詳細は以下の通りです。念の為確認しておきましょう。
- アプリ対応OS:Android5.0以上、iOS10以上、Windows10
- 備考:タブレットでの操作を推奨(※タブレットは別売り)
embotを使った学習方法
ここからは、embotを使った学習方法について解説していきます。
公式サイトにも詳しく掲載されていますので、詳細を知りたいという方はぜひ確認してみてくださいね。
embotの購入、組み立て
まずは、embotを購入し組み立てましょう。embotのキットには、
- 本体用ダンボール(3枚)
- embotコア(1個)
- ブザー(1個)
- LEDライト(2個)
- サーボモーター(2個)
- モーター用パーツ(1式)
- 説明書(1枚)
が入っています。
ダンボールと電子工作キットとembotアプリで、ロボットを作成します。印に沿って工作し、モーター等をはめ込みながらロボットパーツを組み立てれば完成!
この時に身の回りの素材で工夫すれば、オリジナルロボットを作ることもできます。
ロボットとアプリを接続
ロボットが完成したら、アプリをインストールしてembotと接続しましょう。
案内に従ってアカウントを作成してください。登録情報を忘れるとログインできないので注意が必要です。
アプリでプログラミングを学ぶ
いよいよアプリでプログラミング開始です!自分のレベルに合わせた、難易度の違う5つの課題から学習を始めましょう!
経験の有無や年齢を問わず取り組めるので、子供と一緒に親御さんも楽しめます。
ロボットを動かしながら理解を深める
課題を進め、ロボットを動かしながら理解を深めましょう。ひらめき次第で、作れる作品は多数あります。
他の人が行った改造や作ったプログラムは、ユーザー向けサイト「embotters」でチェックできます。
embotでできること
embotでできるのは、基本的には『アプリでプログラミングをして動かす』こと。
ロボット自体は、
- サーボモーターを動かす
- LEDを光らせる
- ブザーで音階を鳴らす
という機能があり、組み合わせ次第で様々な動きが楽しめるのでひらめく力が鍛えられます。
まとめ
embotは、プログラミングを学べるだけでなく、身近な素材を使った電子工作で、子供の試行錯誤する力も養えます。
安価で家庭でのプログラミング教育にも利用しやすく、ダンボールで出来たロボットなので子供が親しみやすいのも特徴です。
店頭販売も開始し、ますます注目を集めるembotでプログラミング教育を始めましょう!
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